ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

相変わらず映画のことゴチャ混ぜ。響け!ユーフォニアム他

本当は四回も見に行くつもりはなかったんです。でも、上映していると知って見に行かずにはいられませんでした。

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大入り満員の小さなスクリーンで、皆が京アニのロゴが出た瞬間に、エンドロールが始まった瞬間に息を呑んでしまうのを感じました。

ただ、続編決定のコースターはまだ配ってくれていました。ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝の上映も決定しました。やはり、見て応援買って応援ができれば一番だなと思います。

一方で、距離的には六地蔵にいくのはわけないところで生活しているのですが(実際、最初のあがた祭回放送直後に大吉山へ登りにすっ飛んでいった位なので)、現場を訪れる勇気がまだ湧いてきません。

日々の報道に接しつつも、まだまだ失われたものの大きさを計りかねています。

心境が変わってしまったためか、新たに気づいたことがあります。ユーフォという作品を通して、笑顔のシーンはほとんどないということです。だからこそ、貴重な優しい微笑みが特別なものになるんですね。。。

一部には聖地巡礼について云々する報道もありますが、ユーフォの場合宇治を歩けば聖地にあたりますので、根拠に乏しい話だと思います。

 

ともあれ、世間にはあるらしい夏休みに向けて、もともと毎週見たい映画があるというハードスケジュールな季節でしたので、最近は他にも「アルキメデスの大戦」と「アンノウン・ソルジャー」というのを見てきました。

前者は戦わない戦争映画ですが、冒頭数分のみの戦闘シーンにやたらと力が入っており、日本映画で軍事ものを作りたいなら戦闘シーンを短くしたほうがクオリティが上がるんじゃないかという本末転倒気味な感想を抱きました。

山本五十六までもを、好きなことを語りだすと止まらない、一種正統的なオタクタイプの人間として描いていたのも現代的解釈で面白い。一部吹っ飛んだ設定もなくはないですが、全編ツッコミ待ちの炎上商法コメディ映画だった某空母の口直しとしては満足しました。

そして、戦争映画といえばフィンランド製に限ると思っている俺得な映画だったのが、「アンノウン・ソルジャー」です。「戦争のはらわた」にも通じる、将兵個々人の戦争への価値観、スタンス、立ち向かい方、折り合い方を描いた作品。

ちょうど最近西ドイツ軍のLehrfilmを眺めていたので、おお、演習と同じことしてる、というこれまた主客転倒気味な感想を抱きつつも、少し主人公無双だった気も。

同じ継続戦争を描いた「Tali-ihantala」(今でもつべにあります)と比べると、期間の長い話を描きつつ主人公の属する一部隊にスポットを当て続けています。最後が局地的とはいえ勝利で終わるTali-と異なり、なんとも苦いものだけが残る今作ですが、これでこそ戦争映画だと思います。

戦争がいかに悲惨かを分かっていながらも戦わざるを得なかったこと、そうした自国の歴史に誇りを持っているフィンランドだから生み出せた名作です。

なお、主演の名前を検索してはいけません。

近況ごちゃ混ぜ。京アニのことと天気の子のこと

仕事が一段落するというタイミングで、感情がどん底に叩きつけられ、そして少しだけ落ち着いて現実を直視できるようになってきた気がします。

京アニは自分にとって空気のように必需のもので、その作品は山のように見上げればいつでもそこにあって癒やしてくれるものであって、新作は川の流れのように絶えることなく未来永劫届けられてくるものだと思っていました。

気づけば人生のいろんな節目で、悩んだとき、落ち込んだとき、何もする気力がなくなったとき、京アニの作品とそれを通じて知り合った人々に救われてきました。

まだ、その事実に今更気づいてそれが当たり前でなかったということに、当たり前ではなくなるということに、ようやく考えが及び始めたところです。

 

そんな気分のまま、金曜の夜のチケットは確保してありましたので、天気の子を初日に見てきました。アニメ好きの友人二人とでしたので、話題はむしろ京アニのことばかりでした。もちろん、天気の子は素晴らしい作品でした。しかし本当に楽しめる日は、少し先になりそうです。

それにしても、過去記事でこんな事書いてたんですよね。

kariya-kito.hatenablog.com

結構あたってる・・・「奇跡を演出する乗り物としての鉄道」はそうではなかったですし、海外ロケでもなかったですが、拳銃はぶっ放しますし、雨で猫で異世界でしたね。

そして一番あたっていたのは、これらの定番を踏まえた上で想像を超える斜め上の結末を持ってきたということです。ネタバレ記事を書くにはまだ早すぎると思うので、感情的にも落ち着きましたらまたいずれ。

響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

見てきました。土曜に見てきたのですがネタバレ感想書くには早い気がしたので。

とりあえず、早く一時停止させてくれ!(それでBD買わせるのが目的か?釣られクマー!)

ってな感じで、目まぐるしい場面転換が多く多少詰め込みすぎに思えた一作。動いてる奏ちゃんが見れただけで幸せなのですが、集中してみようとすればするほど疲れた感じがします。癒やしのリズ青とは対極的な作品ですね。

ユーフォ本編で最初から映画として作られたのは初めてなのですが、劇場版総集編であった前二作の影響を引きずりすぎたんじゃないかと思います。

きっとこれから二周目三周目する人が増えると細かい仕込みがたくさん発見されそうな・・・

ユーフォシリーズ初めてだよっていう人には、劇場版1・2作目とかTVシリーズよりも、まず「リズと青い鳥」を見てから見てほしいと思います。いやむしろ、今作見たあとでもリズ青見てください。この二作は対極的ですが、不可分な双子の作品なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃ、ネタバレパートへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園モノでは一番多い気がする、高校二年生の物語。でも、先輩と後輩の間で板挟みになって~というのを丁寧に描いているものは珍しいと思います。

特に山場となるのは優秀すぎる後輩と、努力家だが腕前は一歩劣る先輩との対立。夏紀先輩がぐう聖人でよかったけれど、もし奏の思い通りにオーディション落ちしたとしても奏が譲ったことは割と部内に知れ渡りそうでやはり波風が立ちそうな……

原作ではもう一組、トランペットパートの物語もあるのですがすっかりカットされてしまいました。というか夢ちゃん見つけられなかった。これだけでもう一作映画作ってくれないかな。いや、アンコン編と合わせてOVA前後編とかがいいかな。

リズ青でフォーカスされたダブルリードパートは二年生がいなかったので、先輩でありながら後輩という微妙な立ち位置に悩む二年生たちの姿に見入ってしまいました。特に葉月は苦労していた感じですね。

でも、はっきり言ってしまえばこれ久美子たちを主人公に据える意味あった?

原作から今作に取り出されたのは『久美子の周囲の人たちの物語』であって、相談所扱いされまくってなんでだと思ってたら部長に仕立て上げるための策略に乗せられていた件とか、秀一と恋人らしいことができない悩みとか、『久美子の物語』はむしろバッサリカットされてしまってたように思います。特に恋愛パートはイチャイチャしてたかと思ったら急に別れたー!? と唐突な展開になってしまっていました。

あ、パンフ見ていて気づいたのですが演奏隊形で麗奈と秀一の席が隣になってるんですね。秀一、ずっと麗奈にからかわれてたのかな。それとも冷たい目で睨まれ続けてたのか……

そして一言もセリフがないのぞみぞ。パンフにすらキャラ紹介がない……でも演奏シーンはたっぷり特盛! この物語の裏でずっとリズ青の世界が展開しているのだと考えると、同じ吹部でありながら切り取り方によって全く違うものが見えるのだなぁと思います。

昨日リズ青をもう一度見たので、GW中にはまた今作を見に行こうかな。奏ちゃんのコースターほしいし…(でも確率3分の1…)

 

ところで、原作も新刊がでています。6月の後編でついに本編完結となってしまうのでしょうね、嬉し悲しや。三年生になった久美子たちって次期部長のこと考えてないと行けないと思うのですが、その素振りがないのが気になる。実は考えてなくて最後に慌てるパターンかな?

 

あとユーフォに限らないのですが最近は平成前半に流行った曲を使うのが流行ってるのでしょうか。今作は「近頃私達は~♪」で始まりますし、「どんなときも」や「Swallowtail Butterfly」がEDなアニメもあるし……ってか、これらしか見てないんですが。今期、TVアニメのほうは不作ですよねぇ……

「リズと青い鳥」見ました。

やっぱ童話の舞台といえばドイツですよね!(※ドイツ要素はこの一行だけです。

 

みぞれの愛が重い・・・! 希美・・・軽すぎ!

そんな2人の噛み合わない物語。でも原作を読み終わったときには「お互いの思いを伝えあったときが、同時に道を分かつ結果になった」的なことを書いた気がしますが、映画版を見た今では、お互いが違うということを受け入れた結果、素直な仲になれたんだろうか、という気がしています。

短編集読んだ時の感想はまた違うけどね。(一応ネタバレか?反転で)アンコンに誘われたみぞれはもう希美への依存をやめて自立していると感じたし、希美もみぞれに対して「構ってあげる」という態度からは卒業したように思いました。でも、良くも悪くも普通の級友になっちゃったんでしょうね。

そして二年編(久美子達基準)の新入生キャラがついにアニメ登場! 奏ちゃんどこ!? いた! でも後ろ姿しか出てこない!!!

セリフもなかったような気がしますが(いや、なかったけど)、ちゃんとセリフは聞こえました(!?)。みぞれが覚醒した演奏、最初に乱れたのはユーフォの誰か。これは奏ちゃんだと勝手に思ってます。

だって、人脈が広くて全体の演奏をよく聞いているけど、みぞれの演奏に関しては希美に合わせてセーブしている感じのしか聞いていないわけで。「あれ、いつもと違う!?」って真っ先に動揺してる感じが伝わってきました。ええ、多分気のせいですが。

にしても、希美のフルートの中の人も名演であり名演技であったと思います。泣いている音色なんて、普通演奏する機会ないでしょうに。楽器が声ほどに演技する作品、それがユーフォシリーズですからね。

エンドクレジットでは単に「フレッシュマン・ウィンドオーケストラ」とありましたが、これは今年の大学一年の方々なんでしょうか?

今回もサントラに期待しています。

響け!ユーフォニアム。映画二作目と「波乱の第二楽章」

二週目も見てきてしまいました!

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というのも、のぞみぞれの色紙がどうしても欲しかったから!

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1/2の確率だったけど引けた!

一週目は大阪駅の上のとこ、二週目は新京極で見てきましたが、大阪駅のほうが音響が流石によかったですね。

そういえば本物の「駅ビルコンサート」は一週間後ですね。どこが出るのか知らないけど見に行こうかな。

 

そして「波乱の第二楽章」後編も読みました。

(以下ネタバレあり)

あれ、後編のほうがのぞみぞれ編じゃない? 映画の順序と逆になるけどどうなるのかな?

希美が部に復帰してからも思いのすれ違いが続いていた二人。結局、お互いの気持ちに気づいた時が同時に別々の道を歩みだす時になってしまったんですね・・・

そんな器用そうに見えながら実は相当不器用な希美が好きですが。

久美子と秀一。短編集のときに「あれ、付き合っちゃうの? そうなの?」と思ったのですが、最後はむしろ個人的にはしっくりする関係になりました。

この2人の関係性は「戦友」だと思っているので、まさに相応しい立場を得たと言えるんじゃないでしょうか。

さて、三年生になる彼ら彼女らは試練を乗り越えて絆を深めることができるのか。王道のリベンジ編ですね!

 

実は立華高校編は今夏になってやっと読んだんです。前もパラパラと読んでみたのですが、登場人物がみんな強者すぎて、読むのがしんどかった。最後に芹菜が見舞いに来た場面でついほろりと泣いてしまいましたが。

一方今回はもう1ページ毎に笑いで転げ回りながら読んでいましたw 嫌味で漫才できてこその京都人だよね!(偏見)

奏なんて、両親祖父母も京都人の700%京都人に違いないですw

一方、加部ちゃん先輩は登場人物で唯一と言っていいほど大阪っぽい。京阪沿いに引っ越してきたりしたのかな?

三年生編は久美子、秀一、麗奈という三人が幹部になりましたが、どうにも権謀術数に弱そうな三人なので、そこを裏でバックアップする立場が奏・オーベルシュタイン()になるんじゃないかなーと期待。

アンコンに魔法のチケットというワードも出てきましたし、二年生編でももう一作出るかもしれませんが、まだまだ続編が楽しみです。

 

それにしても、夏希先輩いつも低音から高音に跳ぶところで躓いてて、久美子もいつも同じようにアドバイスしてますよね。。。

ユーフォ映画見てきました!

きました!

銅賞版の三日月の舞がほんとよかった!

そして次回作の副題がドイツ語だった!

(注※ このブログは日常の中でドイツ要素を見つけたときだけネタにするブログです。)

 

もともと原作二巻分の中身だった二期の総集編ということで、実質後半の三巻目分だけの中身に。しかし二巻目の時点で三巻目のフラグが随所にありますので、そこを処理した結果ちょっと映画の序盤がおかしな展開になっています。まぁTVシリーズ未見だと気づかないでしょうが、未見の方にはそれはそれで謎の新キャラが多かったのでは?

ロリあすかのシーンがあったからか、随分あすかが年相応に見えました。今までは久美子の視点でばかりあすかを見ていたからか、なぜか自分より年上のように感じていた気がします。ああ、この完璧超人も高3女子だったよね、みたいな。

そして三日月の舞を聞くためだけにもう一度見に行こうかなと思ったり。

ただBGMが新たに増えたせいで若干緊張感を欠いていたような・・・・・・例えば、あすか先輩のカミングアウトのシーンとか。

そういえば、香織先輩と靴紐のシーンもなかった。

 

そして最後に新作の予告が出ました!

www.youtube.com

“Liz und ein Blauer Vogel“ ですってよ皆さん! あれ一つ大文字が余計だな? まぁいいや。

コレを見て後編が出るまで我慢しようとしていた原作新章をその足で買いに行きました。

一言だけ。

久美子、夢に謝りに行かへんままかーい!

映画化というと新曲も世に出るわけで、とても楽しみですね。

ではまた後編を読みましたらきっと更新します。

 

追記:あとNHKBSで響け!ユーフォニアム放送中なのでシリーズ全く未見な方も今がチャンス!です!

ユーフォIIのサントラ

今日届きました。聞きました。

 

Disk3の三日月の舞がすごいよ !なにこれ格好いい!

 

アニメでの関西大会の演奏は、作画の神具合に隠れてかしりませんがあまり突っ込まれることはなかったと思いますが、少し物足りなく思っていたんです。なんだか金管楽器が自己主張しすぎで潰し合ってる感じがして。

でもそっちがプロのプレイヤーが参加した演奏で、アニメ未使用の全国銅賞版のほうが洗足メンバーのみなんですよね。

思うに、関西大会版は急に集合してちょっと合わせただけだったんじゃないかな。洗足のメンバーも遠慮があって、なんかバラバラな感じなあの演奏が出来上がってしまったんではなかろうか。

アニメ本編ではそっちを使わないっていう訳には行かないのだけど、納得が行かないからいつものメンバーで快演できるまで録ったのが全国銅賞版といったところではないでしょうか。

全てのパートが引き立てあっていて、輝いていて、洗足オリジナルメンバーが自身を持って世に出してきただけはある素晴らしい演奏だと思います。

ちょっと前のめり感もありますけど、吹奏楽ってそういう感じでなんぼだと思うなw

だけど、「銅賞演奏」と銘打ってるのはそのあたりが原因なのかもしれませんね。

まだまだ演奏団体はこれからも増えていきそうなので、もっともっと三日月の舞がアニメ曲の枠を超えて流行ってくれるといいなと思います。

 

追記がてら:ブックレットのネタバレみたいな話ですが、チャイ4が出てきたのはハルヒからのつながりだと思っていたので全く関係なかったというのが意外でした。ロシア曲に偏りまくってたのも選曲担当者の趣味だったんでしょうかw