ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

ユーフォの劇場版

遅ればせながら、見てきました。というのも、布教しようと口説いていた友人と予定がなかなか合わなかったもので。自分にとっては新規カット探しが楽しく、布教用としても丁度いい仕上がりだったのかなって思います。

 

みぞれちゃんがしゃべったああああああああああああああああああ

 

しかしね、キャラの動きはほぼそのままで使いまわし部分までそのままだったのに、楽器のカットはずいぶん変わってませんでしたか? ディティールが加わってたりとか、例の浮くスライド事件のところとか。

布教相手がホルン吹きだったので、マッピ投げるし→マッピに手を掛ける のシーンもあるかと思ったのですがそこはカットされてましたね。あと久美子の鼻血シーンが無くなっちゃったのは映倫的な問題でしょうか。

高坂さんが自転車で通りかかるシーンが追加されたのは、高坂さんが久美子をストーカーしていた疑惑を晴らすため? 宇治橋からの位置関係で、なぜか高坂さんが学校と反対の向きからやってくるという点は解消されてないんですけどね。まぁそもそも、「黄前さんらしいね」のシーンがなかったのですが。

というか久美子と麗奈の声が全面的に録りなおしだったと思うのですが、ちょっと演技しすぎな感じがしてTVシリーズのほうが好み。素人くささが好みなんていったら、プロの声優さんには失礼かもしれないですが。いわゆるアニメキャラっぽさがでてしまった感じがする。

あとは全体的にゆっくりとしたテンポのアニメの中でこそ、葉月ちゃんの告白→玉砕の甘酸っぱい苦さが際立ったと思うのですが、劇場版のカットされまくりの中ではただの省略の一種に見えてしまったかもしれない。

そもそもが、4時間半の映画を見ているかのような無駄な時間のない1クールでしたからね。それでも演奏シーンをほとんど削らなかったのはすごいと思います。三日月の舞やライディーンには新規カットも入ってましたし。

そうそう、三日月の舞といえば最近ようつべに海外の団体が演奏した動画も上がってます。吹奏楽の世界って広いようで狭いんですね。(ただし耳レイ○注意です)

 

前に論考しようとして力尽きてましたが、吹奏楽曲としての「三日月の舞」は、少なくとも原作二巻の内容を踏まえながら(オーボエのソロがあるため)、一方で三巻の内容とは若干の矛盾がある(ユーフォのソロがあるため)と思っているので、そのあたりどう上手に解消してくれるかなというのも気になっています。

少なくとも、この劇場版でもオーボエのシーン、エンディングの吹奏楽版と新規録音の吹奏楽の音も入ってましたから、二期に向けていろいろ録音してるんだと思います。3巻の登場曲数の事を思えば、そこまで行くのかな・・・・・・? という期待が高まりますね。

 

なんか、秋が待ちきれないので(そして夏も何見ればいいんだという……)、塚口とかで上映始まったらまた一人で見に行くかもです。

 

-- 8/10 :で、また見に行ったのですがマッピに手をかけるシーン見逃してただけだったみたいです。

阪急新1000系列

気がつけばどんどん増えてきましたね。並びを見たり1000系同士、1300系同士の追い抜きがあったりも珍しくなくなってきました。実は全く予定せずに1000Fの営業運転日の一番列車に乗っていたりします。

個人的には9000系列より好きな車両です。というのも扉脇の手すりが逆手でも掴めるようになったから。乗り心地も妙にぐいっと引っ張られるような感覚がなくなっているように思います。停車時も回生失効のときの衝動がないですし。

2300系や3000系が本線系統から引退して、ミンデンドイツ式の乗りやすい揺れを体験できなくなったのは残念ですが、時が止まったようだった阪急もちゃんと時間が動いているようでありがたくもあり寂しくもあり。

ただ7000系も改装を受けてこのまま扉前につり革のある車両が主になっていくと思うと、より混雑時の扉付近への集中が加速してしまうなぁという気がします。

まぁ、淡路の工事も完了すれば途中駅で乗降が交錯するのもましになるのでしょうし、そこまで見据えてるのかもしれませんが。

あと10年たったところで新生淡路駅、できてるのかなぁ・・・

題名◯ない音楽会(隠す気なし)

DREAM SOLISTERにまどマギに進撃にとあるので見たけど……

あの司会者、ユーフォという楽器自体をしらなかったなんて本当に音楽家?

以前は吹奏楽聞いたことがないって……

しかもそれを堂々と口にしてしまう辺り、無知をさらけ出してもなんとも思ってないんですね。

流石に彼の個人的ファン以外はそろそろ疎ましく思ってるんじゃ。

オーケストラ至上でしかもバイオリンがその支配階級に位置するという、徹底的な差別意識がなきゃあんな発言はポンポン出ないでしょうよ。

ああじゃないとソリストって務まらないのかな? だとしたら、良き演奏者は口を利いてはいけないということになりそうですね。

早くまともな音楽番組に戻って欲しいです。

 

”ディストピアもの”のディストピア観

再び完全な思うまま雑記。ディストピアが何かはぐぐってうぃきってください。

 

ディストピアもの”には勿論作者の(そして社会の)考えるディストピアのあり方が反映されている。それは実世界において最も忌避されることであるからディストピアものとして成り立つ訳で、逆に何が最も奪われたくないものなのか、何が最も恐怖の対象なのか、そういうものを浮き彫りにしている。そうしたことは、時代によって変遷しているんじゃないか、と思いついた次第。

思いついた時は「1984年」とTRPGの「パラノイア」くらいしか思い浮かばなかったけど、調べてみたら「地球へ」「シャングリ・ラ」といったものもディストピアものに該当するなと思った。他方「コードギアス」や「図書館戦争」をこの枠に入れるのはどうかとも思うけど、関連しているのは確か。

「1984年」はナチス打倒直後、昨日の友であったソ連が今日の敵として東欧をより苛烈に支配し鉄のカーテンを敷いた時代にイギリスで書かれた。描かれているのはスターリニズムがより極端な形となって行き着く先の社会と読み取れる。

一方「パラノイア」や「地球へ」だと支配者はコンピュータである。これらの作品が作られた時代にはコンピュータが人間を支配するのは暗黒の未来図であったが、現実はどうなっているだろう? この記事は果たしてコンピュータ様の検閲を受けるだろうか?

シャングリ・ラ」はアニメで見ただけなので今度改めて原作も読みたいと思うのだけど(今、熱烈に読みたい)、「図書館戦争」も含めて前の時代の同ジャンル作品と違うのは、少数の敵を作って大衆を憎悪に向かわせるのではなく、大衆に対して反論しづらい善行(CO2削減、不良図書の排除)を強要するという社会体制であるという点ではないか。これは「最後の喫煙者」も同様に見れるかもしれないが。

全部に共通するのは、主人公サイドは反乱者でなければならないということ。これは小説作品として主人公or語り部or視点が読者にとって理解できる存在でなければならないという限度があるから仕方ない。ワトソン役を使ったところで、ディストピアの体制側を描くのはなかなか難しいものがあるのかもしれない。

 

ということで、誰かいいディストピアものの作品知ってたら教えて下さい。

 

言葉の指し示す範囲のズレ

画像もないダラダラ雑記です。

しばらくやっていたTrainFever Wikiの客貨車リペイントリスト作りが火曜だったかに終わりまして……ちょっと逃避したくなったので40件弱分を缶ビール片手に一気にやった後寝て起きて更新したんですが。

その裏話というにはTFの話題から離れるかなと思って脱線しながらこっちで。

 

リスト作りで翻訳をしていて、全く日本語になっていない概念や単語にぶち当たるということは滅多にないので(Gummiringfeder-antriebとか未だに文系には手に余るんで翻訳できてないけど)、むしろ辞書や翻訳サイトで引っかからない時も日本語でなんというのかということを調べるほうがメインです。とりあえず自分で訳しておいて後から修正することもありますし。

そんな中で、日本語とドイツ語とついでに英語で同じ意味のようで違う意味を持つ、咬み合わない訳語に時々出会うので思いつく範囲で……

 

1.Triebwagen ≠ Multiple-unit ≒ 動力分散方式

Triebwagenを直訳すると動力車になります。なので本来的にはモーターやエンジンなお動力を持っていて、かつ客室ないし荷物室を持つものがTriebwagenです。モハとかキユニとかですね。ちなみに付随車はBeiwagen、制御車はSteuerwagenと言います。そして固定編成の電車はTriebzugと呼んでいるっぽいんですよね。

ところがTF.netでもそうなのですが、他の場面でもTriebwagenという言葉でいわゆる電車や気動車の編成一式や、そこに含まれる付随車や制御車を併せて扱っていることが見受けられるように思います。

一方で英語のMultiple-unitは総括制御、二両以上の動力車を片方から遠隔制御するシステムのことを差すわけで、これだと単行の電車は含まないんでしょうね。こっちのほうが動力分散方式という語には適する気がします。

逆に日本語で単行の電車や気動車を差して動力分散だと主張することのほうが無理があるのかも。

 

2.Wendezug = Pendelzug = Push-pull train ≒ プッシュプル列車

日本の鉄界でも割とペンデルツークという言葉は広まっている気がしますが、実はこれはスイスでの言い方でドイツだとWendezugだったりします。

機関車が後押しして推進運転し、制御客車が先頭に立つのが一般的なスタイルだとは思いますが、スイスだと機関車ではなく電車がついていたりとか、しかも事実上の固定編成だったりとかするのでもうTriebzugとの区別をどこでつけていいのやらという感じ。

さらに両端が機関車というスタイルのものもあります。TGVとかICE 1がこれですが、あまりWendezugと呼ばれている感じではない。固定編成だと定義から外れるのかな? さらに最近は機関車が中間に入って前後とも制御客車なんていう列車もあるのですがこれもWendezugなんですかね?

そして日本語のプッシュプルは、日本での推進運転の例が少ないこともあってか両端が動力車のものだけを指していることがあるよう。片側だけが動力車という時は、まんまペンデルツークと呼んでいる事が多いかもです。

 

3. Abteilwagen = コンパートメント車 ≠ Compartment coach

これはおやっと思ったものですが、英語のCompartment coachは通路がなくて扉が沢山ある、シャーロック・ホームズダウントン・アビーに出てくるスタイルのものだけを指すらしいんです。ホグワーツ急行で使っているようなのは(Side) Corridor coachなんだそうで。でもドイツ語でも日本語でもこの二者は特に区別してませんし(区別する必要があればどちらも「通路付き」的な言い方をします)、日本語は英語由来の単語のくせに英語よりドイツ語の語意に近いという現象が起こっています。

これに関連して困るのはGroßraumwagenのほうです。こっちのほうが日本では当たり前すぎて、区別する語が必要とされていないんですよね。一応、開放客室という言葉を見つけたので使っていますが。

 

この間ゴミ箱に「カン・ビン」しかなかったのでペットボトルはどこに捨てようという場面で、「ドイツ語だったらどっちもFlascheなんだしー」と言ったことがありますが、これは日本語では瓶をガラスという意味を含んで使っているのが悪い。どうにも、同じ言葉を使っていながら言葉の意味が変遷していくというか、下手をすると話し手と聞き手で違う意味に取ったりしているから、日本語ってめんどくさい。

そして往々にして正しい日本語とか主張する人ほど、自分たちの都合の良いように言葉を曲解するのが好きなんですよね。

凪あすの聖地巡礼してきました

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というよりは、海が見たくなったので眺めてきたのですが。この日は静かな太平洋でした。そういえば凪あすは海辺なのに鳶のでてくるシーンがないですよね。鴎は出てくるのですが。

日曜に近鉄で松阪へ、そこからレンタカーで波田須・新鹿へ。アタシカは今まで遭遇した難読地名の中でも結構上位かも。昔は栄えていたのに~感がありますが、高速が開通して手近な秘境になっています。しかし、これを起爆剤にしてどうこうというレベルではもうなさそう。海水浴客のほかは凪あす関連しか人が訪れてないんじゃないだろうか。

波田須は聖地としてのあれこれより、なぜ山の中腹にへばりつくようにして集落が存在するのかが気になりました。今は港がないのですが、ひょっとしたら最初はあったのかも。湾が開けすぎているので条件は厳しそうですし。徐福の伝説があるそうですが、それで解決しちゃえない性分なんですよね。しかし漂着民が拓いたというのはありえそうです。

しかし天女座が一杯になるほど凪あすファンが押し寄せていたのは驚きました。もう二年になるなんて信じられないというか、やはり私と一緒でじわじわくるというか、見るたびにハマるという人が多いのでしょうか。私も今頃になって熱心に布教活動してますし。

 

にしても、来期見るものがねえええ……

「あきすい」第一回公演に行ってきました

一昨日昨日と東京にいました。

いやぁついに念願かなっての「三日月の舞」生演奏を聞いてきました。やはり吹奏楽の生演奏には特別な価値があるというか、全身に魂に響いてくるものがあります。

そして勢いで全CD購入。

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(なんでいつもホルンの娘なんだろう……)

残念ながらというべきか最速ゆえに起こってしまったというか、当日のコンサートCDを当日に即売するというすさまじいことに挑戦した結果、とんでもない場面にノイズが乗るという事態になっています。データを飛ばすほどの気迫?

クラシック業界はいざしらず、吹奏楽の魅力はこういう音楽が楽しすぎて勢い余った感じが前面に出てくる所だと思うので、本当に良い演奏会だったと思います。特に最後の全員合奏は(私は楽器トーシロなので参加しませんでしたが)、アニメ音楽好きが本気でやるお祭りって感じで思い出に残りますね。ずっとハイトーンで吹いていたトランペットの人、割と年配の方じゃなかっただろうか? 本当の音楽がここにある、って感じでした。

 

難点を言うなら拍手のタイミング、みんな拍手したくてウズウズしてたのにユーフォの曲が終わるまでは~というアナウンスだったので、トゥッティまでの組曲なのだと思い込んでいたのでは。私もその一人ですし。

拍手を制御したいなら、舞台袖に一人拍手を先導する係のサクラを置いておく……といった芸も必要だったかもですね。

 

翌日は所沢に行って飛行機眺めたり……

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靖国神社で桜が咲いたというので見に行ってみたりしました。

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あと行き帰りののぞみがともに700系でした。割と珍しいんじゃないかな?

 

P.S. CDの良品木曜には届いていました。一発勝負ゆえの躍動感ある音、本当にいいものです。