ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

MASCOT、リュウグウへ着陸成功!

ご承知の通り、本日はやぶさ2はドイツの探査機MASCOTを分離、無事MASCOTは観測を開始いたしました!

ということをわざわざドイツ語で書いても仕方ないので、今日はドイツ側の発表を翻訳してみます。

MASCOT landete sicher auf dem Asteroiden Ryugu

↑のDLRのプレスリリースを勝手にゆるく訳してみました。

↓ではどうぞ。

地球から3億キロ離れた小惑星リュウグウは新たな住人を迎えました: 着陸機MASCOTは2018年10月3日小惑星へ降下し、仕事に取り掛かりました。中央ヨーロッパ時間の午前3時58分に、着陸機械は成功裏に日本の宇宙探査機はやぶさ2から分離しました。国際的な科学者と技術者のチームが着陸機によって小惑星表面を探査する16時間が始まります。前日に日本の宇宙機関の探査機はやぶさ2はリュウグウへ向かって進路を取りました。51メートルの高さでMASCOTは解かれ自由に-地上を足で歩くよりも遅く-目的地の小惑星へと落下しました。DLRのMASCOT管制室とそれに隣接する科学者室は分離の成功と着陸の確認によって大いに安堵しました:「これ以上上手くはいかなかったでしょう」と、DLR宇宙飛行システムMASCOTプロジェクトマネージャーのトラ・ミー・ホー博士は語りました。「着陸機の動作データにより、彼が探査機から離れ約20分後には小惑星表面上で静止することがわかりました」

分離の瞬間はミッション中のリスクの一つです:MASCOTが計画され何度も試験された通りに問題なく母船から分離されなかった場合、地上チームには問題解決のために出来ることはほとんどありませんでした。しかし全ては順調に進行しました:すでに降下中にMASCAMカメラのスイッチが入れられ、20枚の写真が撮影されて日本の探査機上に保存されました。「カメラは完璧に機能しました」DLRの惑星研究者で科学的管理者ラルフ・ヤウマン教授は語りました。「これで、チームへのカメラからの最初の写真は確実です」また、磁力測定チームはMASCOTから送られたデータにより、分離前に装置が準備完了し測定を開始したことを確認しました。「測定値は、太陽風の弱い影響と非常に強い宇宙船による磁気的障害を示しています」と、ブラウンシュヴァイク工科大学のカール=ハインツ・グラースマイヤー教授は説明します。「私達はこの障害が分離の瞬間に明確に減少すると期待していました-そして明確にそれを確認しました」

分離の20分後にMASCOTは表面に静止した。今やチームはMASCOTから地球に送られる動作データを分析し、地球から3億キロ離れた小惑星リュウグウを体験します。着陸機は小惑星表面に横たわり、スイングアームを正しい位置にもたらして、自律して観測を始めます。機体には4つの機器があります:DLRのカメラと熱放射計、Institut d'Astrophysique Spatialeの分光計、ブラウンシュヴァイク工科大学の磁力計があります。MASCOTが計画されたすべての観測を終えたら、別の場所へとホップして移動します。そして科学者は初めて、一つの小惑星上で複数箇所のデータを得ることができるのです。「MASCOTによって、私達は太陽系の起源的物質を小惑星上で直接研究するというまたとない機会を得ています」DLRの惑星研究者ラルフ・ヤウマン教授は強調しています。MASCOTによって収集されるデータと、はやぶさ2が2020年にリュウグウから地球にもたらすサンプルによって、科学者は小惑星についてのみならず我々の太陽系の形成についてもっと学びます。「小惑星はとても起源的な天体なのです」

↑以上です。磁気計測器って当然ながら母船上ではその影響を受けるんですね。Institut d'Astrophysique Spatialeに決まった和訳があればご教授願います。

また先程のMASCOTのツイート

 表面が暗くて位置(姿勢?)が分かりにくかったようですが、例のぶんぶんハンマーを使っていい位置(あるいは姿勢)に移動できたようです。順調順調!

写真も記者会見のときには30枚ほど撮れてるって言ってましたし、順次見ることができるのかな? 楽しみです!