ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

見てきました。土曜に見てきたのですがネタバレ感想書くには早い気がしたので。

とりあえず、早く一時停止させてくれ!(それでBD買わせるのが目的か?釣られクマー!)

ってな感じで、目まぐるしい場面転換が多く多少詰め込みすぎに思えた一作。動いてる奏ちゃんが見れただけで幸せなのですが、集中してみようとすればするほど疲れた感じがします。癒やしのリズ青とは対極的な作品ですね。

ユーフォ本編で最初から映画として作られたのは初めてなのですが、劇場版総集編であった前二作の影響を引きずりすぎたんじゃないかと思います。

きっとこれから二周目三周目する人が増えると細かい仕込みがたくさん発見されそうな・・・

ユーフォシリーズ初めてだよっていう人には、劇場版1・2作目とかTVシリーズよりも、まず「リズと青い鳥」を見てから見てほしいと思います。いやむしろ、今作見たあとでもリズ青見てください。この二作は対極的ですが、不可分な双子の作品なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃ、ネタバレパートへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園モノでは一番多い気がする、高校二年生の物語。でも、先輩と後輩の間で板挟みになって~というのを丁寧に描いているものは珍しいと思います。

特に山場となるのは優秀すぎる後輩と、努力家だが腕前は一歩劣る先輩との対立。夏紀先輩がぐう聖人でよかったけれど、もし奏の思い通りにオーディション落ちしたとしても奏が譲ったことは割と部内に知れ渡りそうでやはり波風が立ちそうな……

原作ではもう一組、トランペットパートの物語もあるのですがすっかりカットされてしまいました。というか夢ちゃん見つけられなかった。これだけでもう一作映画作ってくれないかな。いや、アンコン編と合わせてOVA前後編とかがいいかな。

リズ青でフォーカスされたダブルリードパートは二年生がいなかったので、先輩でありながら後輩という微妙な立ち位置に悩む二年生たちの姿に見入ってしまいました。特に葉月は苦労していた感じですね。

でも、はっきり言ってしまえばこれ久美子たちを主人公に据える意味あった?

原作から今作に取り出されたのは『久美子の周囲の人たちの物語』であって、相談所扱いされまくってなんでだと思ってたら部長に仕立て上げるための策略に乗せられていた件とか、秀一と恋人らしいことができない悩みとか、『久美子の物語』はむしろバッサリカットされてしまってたように思います。特に恋愛パートはイチャイチャしてたかと思ったら急に別れたー!? と唐突な展開になってしまっていました。

あ、パンフ見ていて気づいたのですが演奏隊形で麗奈と秀一の席が隣になってるんですね。秀一、ずっと麗奈にからかわれてたのかな。それとも冷たい目で睨まれ続けてたのか……

そして一言もセリフがないのぞみぞ。パンフにすらキャラ紹介がない……でも演奏シーンはたっぷり特盛! この物語の裏でずっとリズ青の世界が展開しているのだと考えると、同じ吹部でありながら切り取り方によって全く違うものが見えるのだなぁと思います。

昨日リズ青をもう一度見たので、GW中にはまた今作を見に行こうかな。奏ちゃんのコースターほしいし…(でも確率3分の1…)

 

ところで、原作も新刊がでています。6月の後編でついに本編完結となってしまうのでしょうね、嬉し悲しや。三年生になった久美子たちって次期部長のこと考えてないと行けないと思うのですが、その素振りがないのが気になる。実は考えてなくて最後に慌てるパターンかな?

 

あとユーフォに限らないのですが最近は平成前半に流行った曲を使うのが流行ってるのでしょうか。今作は「近頃私達は~♪」で始まりますし、「どんなときも」や「Swallowtail Butterfly」がEDなアニメもあるし……ってか、これらしか見てないんですが。今期、TVアニメのほうは不作ですよねぇ……