ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

お疲れ様、MASCOT!

バタバタして翻訳が遅れました(休日の間WoWsにかまけていたともいう)。ともあれ、大成功おめでとう!

Drei Hüpfer in drei Asteroidentagen: Lander MASCOT schließt erfolgreich die Erkundung der Oberfläche des Asteroiden Ryugu ab

↑を例によってゆるく訳

↓ではどうぞ。

 

興奮のひとときと科学者や技術者の成功で満ちた一日でした。2018年10月3日、中央ヨーロッパ時間21時04分に、着陸機MASCOTは搭載バッテリーの出力が低下した後、小惑星リュウグウ表面上での歴史的な探査を完了しました。本来、日本の母船探査機「はやぶさ2」から離脱してから16時間を予定していました。実際には17時間以上でした。朝の着陸と、内臓のスイングアームを使用して位置を変更した後、すべての計測器が小惑星の組成と性質に関する詳細なデータを収集しました。カメラは、降下している間も、飛び跳ねている間も、表面上の様々な位置でも写真を提供してくれました。

MASCOTはリュウグウ上での急激な昼夜の下で三度目の太陽を迎えました。ケルンのドイツ航空宇宙センター(DLR)のMASCOT管制室で着陸機はドイツ、フランス、日本の科学者チームの下で指令、制御されました。すべての科学的データは計画通り母船に移すことができました。

「初めて、着陸探査機を使って小惑星の表面をこれほどまで探検することができました」DLRの宇宙飛行研究および技術代表ハンスイョルク・ディトゥス教授は語りました。「このようなミッションは国際的なパートナーとの協力でのみ可能です-もし、すべての専門的知識とアンガージュマンが与えられるならば」MASCOTでは、DLRは日本の宇宙機JAXAとフランスの宇宙機関CNESと緊密に連携しています。

ジャンプと「ミニムーブ」

MASCOTは2018年10月3日早朝に安全に着陸しました。「初めの自動修正ホップの後、彼は最初は厄介な場所にいました。手動で指令された別のホップ機動で、非常に精密に制御できるスイングアームのおかげでMASCOTを有利な位置に操縦することができました」DLRのクリスティアン・クラウセMASCOTオペレーションマネージャーは語りました。その場所で、MASCOTは小惑星昼と小惑星夜の間にすべての計測器の完全な測定サイクルを完了しました。リュウグウの昼夜のサイクルは約7時間36分です。「それから、我々は特別な機動で竜口の活動を続けることができた」とDLRの惑星研究者で科学的管理者ラルフ・ヤウマン教授は付け加えた。 「「ミニ・ムーブ」により、後で表面のステレオ画像を生成するために使用できる画像シーケンスを記録するための場所に我々は移動できました」

最初のマニューバで、MASCOTは次の測定点へ数メートル移動しました。 最後に、研究者たちは敢えて大きなジャンプをしました。 全体として、MASCOTはRyuguで3の小惑星日と2の小惑星夜の間連続して仕事を続けています。 21:04 CESTに、小惑星の回転に伴う電波の影で、はやぶさ2との通信が中断されました。 はやぶさ2は、小惑星の表面から20キロメートル上の出発位置に戻ります。

DLRのカメラMASCAMの画像に加えて、DLR熱放射計、ブラウンシュヴァイク工科大学の磁力計、Institut d'Astrophysique Spatialeの分光計は、地球近傍の小惑星リュウグウの温度、磁気特性および組成に関する様々な測定値を提供しました。

科学的データを待つ

MASCOTは今やリュウグウの寡黙な従者としてとどまっています。「豊富なデータの評価は始まったばかりです」と、DLR宇宙飛行システムMASCOTプロジェクトマネージャーのトラ・ミー・ホー博士は語りました。 「私達は太陽系の過去とリュウグウのような近地球小惑星の重要性について多くのことを知ることができるでしょう。今日では私は、MASCOTと日本のパートナーの立派なはやぶさ2ミッションによる科学的発表を楽しみにしています」はやぶさ2は、マスコットの成功に重要な役割を果たしました。 日本の探査機は、確実に着陸機を小惑星に持ってきました。 正確な計画と制御のおかげで、着陸機への通信リンクをデータ伝送に最適に使用できるため、着陸日に最初の写真を受信することさえ可能でした。 引き続く数日で、MASCOTからの他のすべての科学データは地球に伝達されます。

↑以上です。

ひょっとしたら3ソル目もあるかも?と言われていましたが実際うまくできたようです。写真だけを先に送ってきて、科学データは一度はや2に溜めてからゆっくり地球に送信してくるんですね。

にしても、アンガージュマンってそういうとき出てくる単語なんだ・・・秘密主義で足を引っ張り合う国際協力ならいらない、ってことでしょうか。意味深。

 

あと、ニコ生見てたときに話題になってたのを思い出したので。

ドイツ語では着陸機はLander、小惑星着陸機でAsteroidenlanderといいますがこれは男性形です。

一方はやぶさ2のことは探査機Sonde、小惑星探査機Asteroidensonde、母船探査機Muttersondeなどと呼ばれていて女性形です(というか、ドイツ語の名詞でerで終わるものは大抵男性、eで終わると大抵女性)。

ので自分が投稿しているドイツ語記事でもはや2の三人称は彼女になってます。日本では初代は女の子のイメージが強かったけれど、2号機は公式的にはや2くんと呼ばれているので、ちと不思議な感じです(もっとも、初代もJAXA公式では男の子でしたが)。

 

さてさて、次の大きなイベントはいよいよはや2本体の着陸ということになりますね! これまで通り順調に行くことを祈念しています。