ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

Museumsdorf Cloppenburgに行った話

またHDD壊れて新しいHDDをフォーマットしながら書いてたりしますが、まずこの地名の話から……
予定の列車の時間に間に合わなかったので、ハンブルク中央駅でインフォメーションに行って、Cloppenburgに行きたいって言ったんですよ。一度聞き直されて、二度目で通じて、印刷してくれたのはCoppenbrüggeへの行き方。
いや、そんなに俺の発音悪かったかな、と思って筆談に切り替えると、駅員女史曰く「あぁ、クロッペンブィヒね」と。
はい、北ドイツではBurgをブルクと発音しても通じないことがあります。
けど、面倒なので当稿ではクロッペンブルクで通します。

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Museumsdorfというのは博物館村で、古民家園のもっと凄いやつです。18~19世紀の民家だけでなく、風車やパン屋、陶器屋などの施設が移築されていて、ドイツの博物館では珍しくないですがイベント時などには実演が行われる『動態保存』状態で展示されています。醸造所もあったけどこれは流石に作ってないと思う、思いたい、ボロかったし。
その他にも鍛冶屋に、裁縫所に、教会……このラインナップ、Banishedプレイヤーなら絶対気に入ります。あと家畜が平然とウロウロしていたりします。
もともと『トラクターの世界史』で文中に登場していた場所なので訪れたくなったのですが、予想以上に展示品が多く三時間位は見て回っていました。蒸気機関以後の農機は別館で展示されていました。
大きな建物に見える農家も大半が家畜のためのスペースに割かれていて、人間の居住スペースは案外広くなかったり、どの家にも戸棚型のベットがあったり、機械化以前のドイツの農村の様子を知りたいなら本当におすすめです。

 

行き方なんですが、クロッペンブルクへはブレーメンとかオスナブリュックから鉄道で往復もできないことはないでしょう。けど泊まったMünsterländer Hofが素晴らしかったのでダイマしておきます。広いきれいな部屋で、朝食も美味しくて、ついでに美味しいレストランがある小さなクラシックホテルです。
駅から左斜めに伸びるBahnhofstraßeを歩いていってこのホテルの前のロータリーを右に曲がりHagenstraßeを行くと、博物館村の看板があります。が、これは裏口です。自分が行った時は平日だったので窓口に誰もおらず、インターホンを鳴らすと「表口までチケット買いに来てー」というので入っていったら、中で迷って結局チケットを買うまでに一周してしまいましたw
別館はチケットを買う場所から更に道の向かい側というか、そっちが本来の入り口。けど、駅から行くなら明らかに裏口のほうが近くてわかりやすいです。
博物館村の中にDorfkrug、村の酒場という店が営業してます。酒場と言いつつ、博物館村が閉まる夕方には終わってしまうので、どう考えてもカフェ&レストラン。行った日には前日のイベントの片付けをしていたので場内をトラックなどが行き交っており、お詫びでケーキと飲み物のクーポンをくれたのでお邪魔しました。美味しかったです。

 

最後にクロッペンブルクという街について少し。この街は北ドイツでは珍しいカトリックの街で、1936年にはナチス政権のカトリック弾圧に対して大規模な抗議行動が起こっています。そして、現在ドイツで最も出生率の高い地域でもあります。そういえば、行き帰りの列車内でも子どもたちにずっと囲まれてたなぁ。

 

いつもは他の人の記事を読んで参考にさせてもらう立場なので、たまには参考にしていただけたら良いかなと思います。

あー、HDDのフォーマットいつになったらおわるんじゃー(30時間経過)