ドイツかぶれの徒然

英語が嫌いで気づいたらこうなっていた。思い出したように更新するただの生存報告になりつつある

ナイトジェットの車両

写真をダラダラ載せるシリーズ第二段は、オーストリア国鉄ÖBBの夜行列車nightjetです。どうやら、全て小文字なのが正式っぽい。

自分が乗った時は両手に荷物が一杯だったので、これはチューリッヒ中央駅で散歩がてら列車を眺めていたときの撮影です。

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到着後、牽引機が切り離された列車。暫く前までは混色編成が楽しめたらしいのですが、今はほとんど濃紺の塗装に塗り替えられたnightjet。でもスイス国鉄の普通車がついていて結局塗装統一は無理な感じ。

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こちらはナイトジェット塗装の座席車でÖBBのEC客車のようです。Modularwagenってやつかな?

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WLABmz 61という二階建て寝台車の通路側。豪華個室のあるものとないものがあるらしいです。この車両が走っているのはウィーンかベルリンからくる系統らしいので、行き先票を拡大してみたらどうやらベルリン東駅から来た列車のよう。

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フランス語でCouchetteまたはドイツ語でLiegewagenと呼ばれる寝台車。日本のB寝台相当です。 まだドイツ籍のままのBvcmbz 61 で車体形状はm-Wagenの色合いが濃く、台車は板バネが二段のMD 52台車を履いています。DB向けに1962年から製造されたものを2001年から高速化改造したものです(5/21訂正)。

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こちらもCouchette/Liegewagenですがオーストリア籍のBcmz 61で、車体形状はEurofima車以後の特徴を持っているのに台車はミンデンドイツ式という、前掲の車両と正反対の特徴を持っています。

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さらに前にはÖBBの通常客車がついているので、結局三塗装混色編成になっていました。

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もう一つ別の列車を。クロアチアザグレブから来た便らしく、牽引機はSwiss-Express塗装です。

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クロアチアの客車は調べてもよくわからないんですが、珍しい形の台車にスカートつきと特徴的な外観の座席車Bee。

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こっちはかなりドイツのと同じな感じの寝台車Bcl。

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スカート付きだけど台車はS型ミンデンの個室寝台車WLee。

クロアチアの車両はいずれも最高速度160km/hです。山がちな路線が多そうな南東欧ではそれでも宝の持ち腐れなのかもしれませんが、やはりあまり高速化が進んでいないところのほうが夜行列車の需要は高いのかと思いました。

nightjet、かように色んな出自の車両が雑然と繋がっていて、系統自体も分割併合があったり牽引機のバリエーションも豊富だったりで眺めているだけでも楽しい列車です。